新解釈三國志

2020/12/24

Movie

新解釈三國志観てきて、三国志関連で好きなものってあれこれいろいろあったよなぁと思い返すことがあったので、その話でも。

その前に、今年もブックサンタに参加できました。今回で2回目です。昨年はO.Henryの「賢者の贈り物」を選びました。自分も大好きな作品です。今回は、「くまと森のピアノ」とその続きになる「イヌと友達のバイオリン」を選びました。改めて絵本コーナーを見てみると、面白そうなものや、綺麗な作品がたくさんありますね。どんな人に渡るのかと思うと、わくわくしますね。

さて、新解釈三國志。映画がやるっていうのを聞いてから楽しみで楽しみでしかたなかったです。キャストが発表されるたびに、あの役をあの俳優さんが!と思ったり。三国志をおもしろおかしく(それこそギャグ漫画日和のように)したんだろうな、くらいに思って挑みました。ぼやいてばっかりの劉備、ずっと叫び散らかしている周瑜、キャスト発表時に笑ってしまったのは、「黄巾」。どうしてここだけ個人名じゃなくて組織の名前なのだろう……と。張角ではないのね、あくまでも。
それにしても、思っていた以上にお客さんが多くて驚きました。こんなときだから、笑いたいのかもしれないですね。
三国志を知るきっかけって、たくさんありますよね。自分はゲーム「三國無双」からでした。自分が小学生のとき、家族とその友人が遊んでいて。その人に、「やってみる?」と言ってもらって、対戦モードで劉備にボコボコにされました。よく覚えています。
それからハードカバーの「三国志」(小学生向けのやつ)を買ってもらって、読んでいました。それから、吉川英治の「三国志」。新装版出ていたので、そっちで読み直したいです。レッドクリフも見ました。メインテーマがすごく格好いいのと、呉の人たちがとても活躍しているので嬉しいですね。周瑜が旗振り回して戦っているところとかよく覚えています。(周瑜はとても優秀な人のはずなのに、大抵諸葛亮にいっぱい食わされる立ち回りが、他では多いんですよね……)

ちょっと前に三国志の特別展もやっていましたね、横光三国志の原画や、人形劇で使われていた人形たちも展示されていて、面白かったですね。お土産で「お茶」があってすごい笑いました。(劉備がせっかく貯めたお金でお茶をお母さんに買うんですけれど……)

映画の話に戻りますが、ゲームが影響しているんですけれど、自分は呉が好きなので、孫権、周瑜、魯粛、黄蓋、小喬の登場は嬉しかったですね。黄蓋と周瑜といえば、「苦肉の計」がありますし。
魯粛はレッドクリフでもそうだったんですけれど、なんとなく苦労の多そうな外交官という雰囲気で。「正史三国志 呉書」を読んだのですが、そこに書かれている魯粛は、もっと豪胆な一面もあるので、作品によってどの面にフォーカスしてキャラクターを描いているのかというのは、面白いところですね。もしあの人物に役者さんを当てはめてみるとどんな感じになるのかなとか想像してみるのも面白いかもしれないです。
賛否両論分かれているみたいですが、自分的には家族か友人とかとわいわい言いながら、まったりと部屋で見ると楽しいんだろうなと言う感じでした。もうちょっとこうだったらなぁ、と思うことはありましたが、それはこの映画に限った話でもないので。
アクションシーンも格好良かったし、キャストも豪華なのに「ふざけている」というのが面白いのかもしれないんですけれど、だからこそ、ガチガチの真剣なやつもあったらなぁ、と思ったり。
そうしたら、偶然周瑜と孫策がメインの映画があるという話を聞いたので、年末は家でそれ見ながら過ごそうかと思います。