シュンランを探しながら

2024/05/11

Miscellany


 GW、10連休の人もいたのでしょうか。
 自分も休みがあったので、たまには行ったことのない場所にでも行こうと、薬用植物園に行ってみました。東京の小平市、駅のすぐ近くでした。
 行った日はやや風が強かったのですが、天気もよく散歩としても良い日でした。薔薇とか観賞用の派手な花はないのですが(ポピーとかかわいらしい花などは、ちらほらとあります)、薬草の解説や、普段何気なく眺めていたような植物について学べる場所でした。温室でカカオを見られたのも面白かったです。
 薬草と毒を持っている植物でも非常に似ているものがある、というのも改めてそっくりで(前に上野で毒展を見に行ったときにも思ったのですが)、素人は自己判断で採るものじゃないな、と。見分けられる方や、またこれの見分け方を明らかにし、探求した先人たちはすごいですね。
 何気なく歩いていたのですが、ふと、シュンランてあるのかなと思って探してみました。サイト内でも掲載している六花シリーズの登場人物の一人、シュンランもここから取って来ています。薬草を採り、薬を作って旅費の足しにしながら旅をしている青年です。設定が先にあったので、薬草の名前を由来にしようと思い、図鑑をぱらぱらめくった中で見つけたものから取りました。花はもうすぎてしまったのでしょうが、見つけられると嬉しいものです。名札が立てられているので、比較的わかりやすかったのかもしれませんが、売店にガイドブックが売っていたので、そちらも見ながら歩いたり。
 登場人物が皆花から名前を取っているのですが、実物に関してはかなり疎いので、意識して見に行くのもいいな、などと思いながらの散歩でした。

 それから、あたたかい家、という場所の展示を見て来ました。登戸駅から歩いて10分程度、パレスチナを思うアート展示とのことでした。写真、イラストなど、さまざま展示がありました。グッズ販売やフリーペーパーの頒布もあり。自分にできることは小さいことばかりですが、こうして活動している方々にも敬意を。ポストカードやステッカーには、可愛らしいものがあるので、家で飾るのにも良さそうでした。展示自体は12日までですが、またどこかで何かイベントがあれば、立ち寄ってみたいです。


 さて、今月から文芸スモール様主催の委託イベントがあります。絶賛準備中です。
 六花のおまけは、次もし書けたら、みたいなもので、書き出しを少し。映画やゲームの、オープニングをチラ見せ、みたいな雰囲気で。The WallはSSのおまけを予定しています。手にとってもらえたら嬉しいです。