音楽と自分の話

2019/07/20

Miscellany

昨日、あるライブに行って来ました。
LUNKHEADというバンドです。多分、ツイッターで散々リツイートしたりしていたし、この記事もツイッターにリンクを貼ると思うから、知ってるわ! って方ばかりとは思いますが。

ツイッターのハッシュタグの企画で、ランクヘッドと私というものがありまして。あれ自分もやってみようかなって思ったんですけれど、うまく140字にまとめられなさそうだし、もうライブ行くから、その後に書くことにしました。

なので、自分語りになってしまうのですが、最初に曲を聴いたのも本当に偶然の出会いでした。
当時中学生だった自分は、なんとなーくその年頃らしくバンドの曲をよく聴いていました(小さい頃からQueenとかヴァン・ヘイレンとかも親の影響でちょっと聴いていたんだけれど、その話はまた今度機会があれば……)。教室で流行っているバンドはいくつかあって、それを聴いては友人とあれこれ好きな曲の話をしたり、聴いたり。でも、気難しい年頃からか、自分でめっちゃいいバンド探してみたいという思いもありました。

でも、当時はスマートフォンはないし、パソコンは小学生くらいのときには家にあったけれど、親のものだから勝手に使って調べ物とかもさせてもらえないから、なかなか情報を探すのも下手くそで、たまにvkで放送されていた「音楽缶」を見ていました。あとはCD屋さんとか行ったり。で、その「音楽缶」で流れていたのがLUNKHEADの「スモール・ワールド」でした。
なんか人が踊っているなぁ……爽やかだなぁ……! に続いて、歌詞、「僕がいて君がいた だから僕ら出会えたっていうこと」がなんだかとても突き刺さった。多分メンバーなんだろうな、という四人組が踊っているのもなんだか微笑ましくて(それがすごく印象に残っていた)、MVの最後に出ていた、LUNKHEADという名前と「スモール・ワールド」という曲名を急いで書き留めた。それからすぐにCD屋に行ってみると、LUNKHEADのCDが一枚だけあった。そのアルバムは「孵化」で、曲目を見るとスモール・ワールドは入っていない。えー、入ってないんだ……でもいいや、買ってみよう、と一曲も知らないのに購入。1曲目「id」を聴いて、それは間違いじゃないことに気付いた。idに続いて「素晴らしい世界」なんて、もう、めちゃくちゃ格好いいじゃん……と。

となればライブとかにも行ったのかというと、実は恥ずかしながら昨日が初めてのライブ鑑賞でした。
単純に、ライブに行くっていうことにあんまり関心が持てていなかった。人混みもちょっと苦手だし、全部のアルバムを持っているわけじゃないから、周りに合わせて楽しめるかなっていう不安もあったから。
でも、行きたいと思ったのは、やはり6月にバンドのブログを読んだことがきっかけだった。
(ちょっと前に一回だけライブ行ってみようかなと思っていたことがあったんだけれど、自分のタイミングが悪かったのか、そこまでは覚えていないけれど、売り切れていてチケットが買えなかった)。
どのアーティストも、新しく何か出ていたりしていれば買おうかなというスタンスだったので、ブログも積極的に見ていたわけではありません。たまたま、そういえば新しくアルバム出てたっけ……って検索していたらたどり着いた記事だった。ものすごく衝撃的だったけれど、すぐさま「行こう」と思った。思えば知ったきっかけもたまたまだったけれど、また偶然が重なったな、なんて思ったり。問題は、一人で行けるかって話だったんだけれど、誰か行かない? と期待を込めまくって言っていたら、友人がいいよと言ってくれた。その後すぐにサブスクが解禁されていたので、友人にそのことを伝えると早速何曲か聞いてくれた。新しいアルバムでは特に「朱夏」を気に入ってくれたらしい。

で、当日。早くに会場に到着できたので、物販を訪ねるとすでに多くの人がTシャツやパーカーを着ていました。これまでのツアーTシャツを着ている人もいて、アリアルのTシャツも格好いいなぁとか思いながら友人と合流。二人ともライブハウス自体初めてだったので、会場こうなっているんだと話しながら階段を降りていった。もみくちゃになるのはちょっと怖いから、なるだけ後ろの方にいよう……と控えめになっていたんだけれど、前の方空いていますよという誘導と、「行きなよ」という友人の声もあって勇気を持って前へ前へ。気付いたらすごい前方の方についてしまっていて、緊張していました。一回別の友人に誘われて大きい場所で別のバンドのライブに行ったときには、開演したと思った瞬間に人の波に呑まれて、後ろから勢いよく押されて転びそうになったりしていたので、そういう感じかと身構えていたのですが、そういうこともなくほっとしました。
はっきりと見えるメンバーの方々の表情、ベスト盤でも聴いているのかと思うほどのセットリスト、生で聴いた演奏の迫力。音楽に合わせて景色を変える舞台(特に極光のときの緑色のライトがすごく印象的だった)。どれをとっても素晴らしいとしか言いようがなかった。CDで聴いていた大好きな曲が演奏されるのも嬉しいけれども、あの会場で聴くと、また違った意味や雰囲気を持つ曲の良さを知ることもできて。観客の方達が楽しんでいる様子も、周りを見てすごく感じた。で、友人はというと、「朱夏」が始まったときにふと隣にいたのでその表情を見てみると、とてもいい顔をしていた……!終わってからそのことを伝えると、あの曲はとても好きなんだということを改めて言ってくれました。本当に良い友人。そういうことも全部ひっくるめて、行けてよかったと思いました。
次のツアーも、どこかで行きます。普段デスクワークの自分が2時間弱腕を振ったり飛び跳ねると身体中痛めることがわかりましたので、次にはもう少し体力つけます……。