1917

2020/05/10

Movie

さて、自粛生活続く中でアマゾンプライムとかでいろいろと映画を見ているんですが、特に家族が利用することが多くなりました。家族それぞれ好みが違うんで、なんか履歴っぽいところを見るとこんなの見てたんだねーと話したりします。

今回は、映画館が休業になってしまう前に観た、「1917」の感想を今更思い出しながら書きます。(今は南極料理人を流しながらこの日記を書く……。)
この映画が注目されていた1つに、全編ワンカットというのが取り上げられていたと思うんですが、そのためなのかはわかりませんがとにかく引き込まれました。イメージがこれに合っているかどうかはわからないのですが、最後の数秒はオルゴールを見ているような気分でした。そして一つ一つの映像が絵画のように美しい……。チェリーの花が浮かんでいる中にただようスコフィールドのあのシーンなんかは特に……。
というかだんだんスコフィールドの主人公感がどんどんあがっていって、レベルでも上がっているんか、と。
ブレイクとスコフィールドの二人の兵士と一緒に戦場を歩いている感覚でした。なので、変なたとえかもしれないですけれど、こういうゲームありそう、なんて思いました。ひたすら戦場を横断していくんですけれども、罠があったり、敵兵が残っていたり、ハラハラさせられることが多くて、突然銃声なんて響いてきたときには映画のあの音響だと結構びびりますね。
市街地を走る中で出会うフランス人の女性とのシーンは、なんだか切なかったです。その中でも持っている携帯食料や、誰もいない農家で残っているバケツからとったミルクをあげるんですけれど、一つ一つのアイテムも無駄になっていないのがまたしっかりしているなと。
ワンカットなのでもちろん大きな場面展開っていうのはないんですけれど、それを何とも思わせないほどの光のコントラストや、音楽の迫力は本当にすごかったです。サウンドトラックも出ているので、近々買おうと思っています。これは映画館で見て大正解だったなーと思える作品でした。
それと出演している俳優の中に、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ、マーク・ストロングと出てきて、このメンツってもちろん有名どころ揃えてきました!って感じなんでしょうけれど、個人的には「裏切りのサーカス」だ、と後から気付きました。