缶詰体験してきました

2023/10/01

Miscellany


ついに来月に開催を控えた紙本祭ですが、オフラインのページに記載した通り、基本的に展示とネットプリント系での対応になります。ピクスクなどのページは削除しております。
当日の開催期間中に特設ページをこのサイト内で公開予定です。

さて先日9月30日、文豪缶詰プランに参加し、お世話になってきました。
本当は11月の紙本祭のときに新刊出そうと思っていたのですが、申し込みをした後になってなんやかんやあって新刊という形は取りやめにしてしまい、原稿はほっぽった状態。そんな状態でいいのかなぁ、と思ったりしたのですが、却って参加してよかったです。















坂を上がったところにとても風情のある建物。
受付で「先生」って言われるの、なんか小っ恥ずかしいな、などと思いながらもお部屋に案内いただき。
和室の一室でお茶とかも用意いただいていたので、お部屋はとても快適でした。
久しぶりに畳の部屋で落ち着くと言うか、懐かしい感じもして思い切り寝転んで昼寝したい……という誘惑も。

パソコンやらメモ用のノートと付箋を机に広げていると、担当の編集の方がヒアリングにやってきました。
ものすごく口下手を発揮し、しどろもどろに今日の目標を告げると「頑張ってください!」と激励をいただきました。
そのほかにも差し入れのオプションや進捗コールの希望時間なども聞いてもらいました。差し入れのおやつも美味しかったです。

それからは黙々と作業開始。
時折他の部屋の方から「先生!先生!」という編集さんたちの声。きっと誰か脱走しようとしたのでしょう。
歴史ある建物ということもあって、息抜きに散歩がてら見学。
坂口安吾のお部屋と称したもぬけの殻となった部屋が。あの編集さんたちの包囲網を突破して逃げ切ってみせたということか……。












18時半ころにロビーで何かありますとあらかじめアナウンスがあったので、時間になっていそいそと行ってみると修羅場が発生していました。有名なかの文豪のスキャンダラスな一面。他の先生方もすでに集まっていてカメラをスタンバイ。編集さんも慌てて修羅場を止めようと割って入り、ロビー全体を使った嵐のようなドタバタ劇。めちゃくちゃ笑いそうになったのですが、動画回している方もいたので口の内側噛んで堪えていました。

騒動の後、残り一時間程度は集中して取り掛かり、あっという間にチェックアウトの時間。終わりごろの時間に部屋を出てみると、建物のあちこちにどきりとする貼り紙が……。
最後は編集さんたちにお見送りしてもらい、帰宅。お世話になった鳳明館さんは、別館もあり、現在はデイユースで利用が可能とのことでしたのでこういう場所をお借りして過ごすっていうのもいいなあと改めて。

今回のノルマは紙本祭りでネットプリント用の短編を1つと、長編を進めるのを設定していましたが、短編の方は一通り完了、長編も概ね予定通りに進みました。