his

2020/02/01

Movie

なんだかんだで見に行こう見に行こうとかってやっていたらドクター・スリープ終わっていてすごい落ち込んだ12月。
年明け早々に観たのは、Amazonプライムの「残穢」。
家族、怖がりなくせに見ようとする。
原作が小野不由美さんってだけあってか、ストーリー構成がとてもよくできていて、すごいなーって、そこに感心して見ていました。
血がぶしゃああ、とか内臓ぐっちゃああとかではなければホラーも見られるんですけれど、
最近はDVDに一緒に収録されているメイキング映像を見るのがちょっと好きです。
製作側はどうやってこちらを怖がらせようとしているのかって、見ていて面白いですね。
ネタバレですけれど、残穢の最後、編集さんが原稿書いているときにパソコンの画面がバグって、原稿がぐっちゃぐちゃになるシーンあるじゃないですか。
あのシーンがなんか一番嫌でした。

はい、タイトルのhisに戻ります。
たまたまYouTubeのおすすめかなんかで予告流れてきて、へーと思っていたんですけれど、久しぶりになんか映画見ようって思った時に、
ちょうど公開されていたんで、見にいきました。上映時間から結構余裕ある時間に席取ろうと思って行ったら、ほぼほぼ満席でした。すごい。
感想としては、見る人によって感想が結構分かれるんじゃないかなって思いました。
別にそれは同性愛の物語だから云々って話ではなくて、一人一人の登場人物のことを見て、どれが正解だったのかというのがわからないからかな、と。
田舎に越してきた迅の持っている孤独とか、渚の想いだとか、麗奈の葛藤だとか。人によって、どこに注目するか、というか、共感するのかというのが違うから。そう思えるような、演技や描写がすごく伝わってきました。

人が誰かを心から愛するということはきっと素敵なことなんだと思う。けれど、それを公言しないといけないのってなんだんだろう、と、映画を見る前からちょっとだけ思うことがあります。自分はいわゆるLGBTQと言われるカテゴリーに属しています、とか。人と違うことを表明できる勇気はすごいと思う一方で、それを好奇心でつつこうとする「そうではない」側はなんだんだろう、と。(迅が都会で仕事しているころの回想でそんなシーンがあったんだけれど、いやどういう話してんだよこの上司。仕事の飲み会でそんな話しないだろ。)
彼らが表明する必要がなくてもいいようになればいいのにとは思う一方、そんなことを簡単に思ってしまうのは、結局自分が当事者ではないからなんだろうなと思う、今日のこの頃。
これは余談ですが、わんちゃんがとっっっっってもかわいいです。すごいお利口。かわいい。自分も撫でたい。
それから若干6歳で補助輪なしの自転車乗れる空ちゃんは天才。