お久しぶりです。全然更新できていませんでした。
ちょっと前から忙しい、というほどでもないけれど、環境とかが少し変わったりして趣味とかに色々と割けるほどの時間があんまりない日が続いています。本読んだり、ゲームやったりするようなことはやっているんですけれど、創作活動とかのあたりが出来ていなくて。休みの日が終わると「今日何もできなかった……」って思ってしまう今日このごろ。
そんな中久しぶりに映画館に行けたので、そのメモ。観たのは「アプローズ、アプローズ!」。
実話を元にしているというのだから、現実はなんとやら。売れない俳優が刑務所の囚人たちと演劇をやっていくというストーリーで、ポスターには「ラスト20分感動する」といったような文言があったんですが、ぼろぼろ泣けるというよりはちょっと苦いんだけれど、どこかくすっとさせられるような作品でした。
俳優エチエンヌは彼らを囚人ではなくキャストとして接しており、「素人だけれどもリアルだ」という台詞が印象的でした。彼らが演じるのは「ゴドーを待ちながら」という作品ですが、ある場面で台詞と演者本人たちの心情がそのままかっちりハマったような瞬間が個人的には一番好きなシーンです。
一方で、演者たちはあくまで囚人という立場であるので戻るのは刑務所で、差し入れられたものを受け取ることもできないし、「被害者への配慮もしなくてはならない」という言葉も、それはそうだとも思う。
「ゴドーを待ちながら」が何重にもストーリーにかかっているのが、観終わった後にしみじみと思いを巡らせたくなるところでした。あと、お芝居を観たりするのが好きな人にはまた面白い作品ではないかと思います。
あんまりネタバレしたくないのでこのくらいで。観終わった後にパンフレット読んだのですが、実話ではどうであったのかなども読めて興味深かったです。